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防災リュック、本当に背負って逃げられますか?北九州市で始めた地域防災と助け合いの仕組み

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防災リュック、本当に背負って逃げられますか?北九州市で始めた地域防災と助け合いの仕組み

防災リュック、本当に背負って逃げられますか?北九州市で始めた地域防災と助け合いの仕組み

2026/10/17

 

弊社!白野江廃校で、月1回の防災お茶会から生まれた、新しい地域防災の取り組み

毎月1回、地域の皆さんと開催している「防災お茶会」。

防災について話し合うだけでなく、実際に防災リュックを持って避難する訓練も行いました。

そこで、あることに気づきました。

参加者の防災リュックを確認すると、重さは人それぞれ。10kgを超える方もいれば、6kg、5kgという方もいました。

ここで、みんなで考えました。

「実際に地震が起きて、津波が来たとき、本当にその荷物を背負って逃げられるんだろうか?」

災害は、私たちの都合を待ってくれません。

体調が悪い日もあれば、足腰が弱っている方もいる。高齢者や小さな子どもがいる家庭もあります。

準備することは大切です。

でも、準備したものを持ち出せなかったら?

そんな疑問から、地域の防災について改めて考えることになりました。

南海トラフ地震は、いつ起きてもおかしくない

南海トラフ地震について、2026年1月時点の地震調査委員会の評価では、今後30年以内の発生確率は、計算方法によって「60~90%程度以上」または「20~50%」とされています。防災対策では、より高い方の確率を念頭に備えることが推奨されています。

これは、明日必ず地震が起きるという意味ではありません。

しかし、いつ起きてもおかしくない災害に対して、日頃から準備しておくことは必要です。

2016年の熊本地震でも、大きな揺れによって、普段の生活が一変しました。

地震が起きた瞬間、靴を履く余裕すらなく、裸足で外へ飛び出すことも考えられます。

そんなとき、家の中に置いてある重たい防災バッグを、必ず取りに戻れるでしょうか。

大切なのは、防災グッズをそろえることだけではありません。

「災害が起きたとき、実際に命を守る行動ができるのか」

そこまで考える必要があると感じました。

そこで考えたのが、地域で備蓄を保管する場所

防災お茶会での話し合いをきっかけに、自分から提案しました。

「うちの学校に、防災備蓄を保管できる場所を作ったらどうですか?」

その提案を、地域の皆さんがとても喜んでくれました。

そこで今回、学校の教室を活用して、防災備蓄を保管するための部屋を作りました。

目指しているのは、約50家族分の備蓄を保管できる場所です。

水や缶詰など、重たくて持ち運びが大変なものを、各家庭の備蓄として保管できるようにします。

各家庭で必要なものを準備し、保管するものの管理も、それぞれの家庭で行ってもらう仕組みです。

賞味期限はいつまでなのか。

そろそろ交換が必要ではないか。

家族に必要な食料や水は足りているのか。

そうしたことを、一人ひとりが確認していく。

いざというときに備えながら、日頃から防災について考える習慣にもつながります。

なお、この備蓄場所ができたからといって、必ず災害時に取り出せるとは限りません。建物や道路の被害、津波の危険などを考え、保管場所へ取りに行くこと自体が危険な場合は、命を守る避難を優先する必要があります。

防災備蓄が、地域のコミュニティをつくる

自分がもう一つ大切にしたいと思っていることがあります。

それは、毎月1回、人が集まる理由をつくることです。

防災備蓄は、置いておくだけではありません。

定期的に集まって、賞味期限を確認する。

必要な備蓄を見直す。

顔を合わせて、近況を話す。

その中で、「最近、隣の方を見かけないね」「あの人は一人暮らしだけど大丈夫かな」「うちの家族はこういうことで困っているんよ」といった会話が生まれるかもしれません。

普段から顔を知っている関係があれば、災害が起きたときにも声を掛け合いやすくなります。

もちろん、防災備蓄だけですべての問題が解決するわけではありません。

それでも、人が集まり、話をして、お互いを知るきっかけにはなると思っています。

防災をきっかけに、人と人がつながる。

自分が作りたかったのは、単なる備蓄倉庫ではなく、そんな地域の居場所でもあります。

災害に強い地域は、日頃のつながりから

株式会社Pivotでは、遺品整理や特殊清掃などの仕事を通じて、地域のさまざまな暮らしと向き合ってきました。

その中で感じるのは、困ったときに誰かに相談できる関係が、どれだけ大切かということです。

防災も同じではないでしょうか。

行政だけでも、企業だけでも、一人の力だけでも、すべての災害に対応することはできません。

地域に住む人、企業、団体が、それぞれできることを持ち寄る。

普段から顔の見える関係をつくり、いざというときに助け合える地域にしていく。

その積み重ねが、地域防災につながると考えています。

今回の防災備蓄室づくりも、そのための小さな一歩です。

これからも月1回の防災お茶会を通じて、地域の皆さんと一緒に考え、できることから実践していきます。

災害が起きてからではなく、起きる前にできることを。

そして、誰かが困ったときに「助けて」と言える地域へ。

そんな地域づくりを、これからも進めていきたいと思います。

 

株式会社Pivot|北九州市の地域課題に向き合う取り組み

遺品整理・特殊清掃・生善整理などを通じて、地域の困りごとに向き合っています。

防災、地域コミュニティづくり、地域での助け合いに関心のある皆さんと、これからもつながっていけたらと思います。

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福岡県北九州市門司区白野江3-28-1
電話番号 : 093-342-2240


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